目的地まで3光年

長い距離をひたすらに歩く旅人のように

作曲いろいろ日記 ~これまでの作曲編5~

 おはようございます。瀬見ころんです。おはようございます。

 

 さて、今日はレッド・オクトーバーとかいうよくわからない名前をつけた10月頃の話を書いていこうと思います。この辺でやっと僕の暗黒時代の終わったって感じですね。8月頃にようやく終止符が打たれて、この辺の時期で完全に取り払われたといった感じです。なんにせよこの辺の僕の生活は割と充実していました。たしかTwitterもこの辺から本格稼働し始めたんじゃないかな。とにかくそんな時期です。

 

 まあなぜそんなに充実感があったのか、それには一応理由があって、僕の生き方の方針みたいなものを決められたからなんですよね。具体的に言うと「スイッチングして生きていく」ことを決められました。どういうことかというと、それまで僕は例えば、作曲をして、大学の勉強をして、旅に出て、ドイツ語を勉強して、英語もやらなきゃで、のように複数の課題があった時、今までの僕は全てを少しづつ処理していこうとしたわけですね。1時間はドイツ語をして、1時間は数学して、みたいな感じでいろいろとやらなきゃいけないから、しっかりとやっていこう、と。もちろんそういう風にできるのならそうするのが一番だと思います。バランスよく進めることで攻守に優れた最良の陣形でしょう。ですが、僕にはどう頑張ってもそんなスタイルは向いてなかったわけです。やるときは全てのブレーキをぶっ壊して一気に、終わるか、果てるまでやり続ける、そういうほうが向いているわけなんですよね。そのほうが達成感があって気持ちいいし、すべての行動が決まっている方が遊んでる時でも勉強してる時でも一切の後ろめたさがない。ただどうしても、なんとなく罪悪感が募ってしまい、どうにもそういう行動パターンに対して踏ん切りがつかなかったわけでした。しかしここに来てようやく、僕は自分自身で決断することができたわけです。一気に、やる。かなり危うい生き方になるだろうけれどそうしていこう、と。それで、一日中ずっと朝から晩まで作曲についてしか考えないことにする、そのことに対して、自分で決めたなら一切の後ろめたさを感じる必要はない。勉強は後で勉強のフェイズにやればいい。その代わりその時は作曲に未練を残さず絶対に間に合わせるという覚悟で一気にやり続ける。そうしよう、と。

 で、その方法がめちゃくちゃ気持ちよかったですね。充実感がありました。もっと早く自分でこの方法に踏ん切りをつけて決断していれば、と後悔するくらいに、気持ちのいいやり方でした。もちろんリスクはかなりあるので、まあ、いい部分ばかりではありませんが、もうこの歳ですし、今更自分という人間の根幹は変わるわけがないのでしょう。僕はこういう方法でなんとか帳尻を合わせて生きていこうと、そう考えています。(今日はブログをまとめていくフェイズだと決めていますから決断そのものに対しては若干後悔しますが、行動そのものに対しての罪悪感とか後ろめたさとかは感じません。一日中ブログ書いてますが。)でそんな燃え上がる決断をした10月ですからレッド・オクトーバーというわけです。潜水艦は関係ないですね(笑)。

 

 さて、レッド・・オクトーバーになって作曲に少しブーストを最初のブーストをかけることにしました。とにかく勉強しまくる。DAWの使い方を覚えて、いろいろと工夫してコード進行も学んで、一曲完成させる! と。そして、とりあえず1曲を完成させたわけです。それが下の曲になります。

soundcloud.com

いろいろと勉強したため、今までの曲よりは音的にはマシになったんじゃないかと思います。この曲を友人たちに聞かせたところ、「まあ、変わったね。うん。それだけ」、「まあ、ええやん?」という評価をもらいました。評価がむしろ悪化してしまったのですが、僕としては自分なりの目標を定めて、とりあえず一旦完成出来たので、そこまでショックじゃありませんでした。次はもっと良いのが作れるぞ、という気があったので、まあ、ショックではあるけれど、そこまで悲しくはありませんでした。とりあえず軽くまとめると、

 

使ったDAW:

Cubase8 Artist

 

意識したこと:

完結させて作る。

 

勉強したこと:

DAWの使い方

コード進行

ドラム

作詞

編曲の考え方

トラックの構成

 

参考にした曲:

闇の彼方へ/作曲・編曲:塚越雄一朗

 

 この曲を作るとき、最初は友人に作曲していることをもっと大々的に吹聴していった上で、友人の1人に対して合作しよう、お兄さんお絵かき練習中らしいし、お兄さんが絵を書いてくれ、僕は曲を作るから、ということで始めたのですが、その友人はあんまり気乗りしなかったみたいで結局一人で作ることになりました。テーマは彼が「夜の街の喧騒」というのを決めてくれたのでそれで作ることにして、そのイメージに合う曲を見つけて(個人的にはそれが「闇の彼方へ」でした)、それを聞きまくって自分なりに分析して真似て、という感じで作っていきました。

 

最初にスリーコードだけで作ったコード進行にメロディを乗せた原曲を作ってそれをリハもしてアレンジしました。

原曲

soundcloud.com

歌詞も作ったのですがヴォーカル関係の勉強はまた他で一気にやることにしてとりあえず今は歌詞だけ作った所で終わりにしよう、と決めていたので、ヴォーカル関係は空欄にしておくことにしました。

 

これがたしか、10月19日から11月9日までの製作期間でしたね。このあと、フェイズを変換して、作曲につぎ込んだツケとしていろんなべ勉強をしまくりました。まあ、実を言うと若干だれてしまって間に、ルービックキューブの作り方の勉強とかウェブサイトづくりの勉強とかも入ったんですが……。その話は機会があれば書きたいです。

 最後に読んだ本をまとめておきます。

 

Cubase Pro 8で始めるDTM&曲作り/高岡兼時/★★★★★

この本が発売してくれたおかげで作曲フェイズを始められたような気すらします。この本の内容を追うような形で楽曲作製を進めていきました。とにかく段階をおっていく説明でとてもわかりやすくマニュアルとしてすごく便利。後半についてる軽い具体例も割と便利でいろいろと参考にできた。パディングの付け方とか、なんとなく聞いたことがあっても実際にやる方法がよくわからなかったので、そういうのを見れてよかった。ちなみに後半の具体的な楽曲解説の項目は最初の1個しか読まなかったので、暇な時に全部に目を通したいと思ってたりもする。

 

これならわかる!! アレンジのしかた/五代香蘭/★★★★

これならわかる!! アレンジのしかた [改訂版] (楽譜)

これならわかる!! アレンジのしかた [改訂版] (楽譜)

 

今回は作曲自体は早い段階でとりあえず完成したので、編曲の勉強をいろいろとしていこうということになった。そんな時に非常にシンプルな本があったのでみつけていつもどおりなんにも考えずに購入した。アレンジについては経験則的にどんなパターンが有るかはある程度はわかっていたため、全体的にまあ知ってるというか、そんな感じでよねって言う情報も多かったがそれでも学ぶ箇所も多かった。経験則的にわかっているとはいえこういうふうにまとめてもらえるとやっぱりありがたかったりした。ただ、全体的に情報量が不足しがちだったので入り口的な本だったと思う。入り口的な意味では非常に有用だった。

 

 ひと目でわかるギターコードブック/鈴木渡/★★★★

ひと目でわかるギターコードブック

ひと目でわかるギターコードブック

 

 ギターのボイシングを普通にキーボードおんなじ感じで打ち込んでしまうくらいにはギターについて何もわかっていなかったので、とりあえずという感じで購入した。しかし結局のところ今だにギターの扱いが全然わからないため活躍の機会は少ない。が、本としてはとても有用。

 

アレンジャーが教える編曲テクニック99/マニュアル・オブ・エラーズ/★★

 同シリーズの他の本も買ったのでという感じのノリで買った本。思ったより役には絶たなかった。全体的にもう一歩欲しいといった感じで、別のそれについて詳しく書いている本を買えばいいかなという感じだった。そして何よりもやっぱりテクニックみたいなものを使える段階に僕がいなかったというのもある。

 

ベースライン作りをイチから学べる111のアイディアとテクニック/山崎洋/★★★

ベース・ライン作りをイチから学べる 111のアイディアとテクニック(CD付)

ベース・ライン作りをイチから学べる 111のアイディアとテクニック(CD付)

 

そんなこんなでアレンジについて右へ左へ放浪していた時に、ふとベースについて気になって買った本。僕は「裏口からの作曲入門」を読んで以来、ベースは単にキックに合わせるだけという認識のままで、あのカッコいベースの仕組みはどうなっているんだろう? どういう仕組に基づいて作られているのだろう? とはと長らく疑問に思っていました。そんな時に本屋さんこの本を見つけたので、何も考えずに購入したわけです。とにかく具体例が豊富でそれが全てという感じの本。わかったようなわからないような何とも言えない感じでしたね。具体的な法則というよりもとにかくいろいろ見て感じていこうと言うスタイルでそれはそれで良いなあとも思いました。しかしベースの真の役割をしっかりと把握した上で組めるようになるにはバンドに対する経験や長い時間の掛かった考察が不可欠な気がしました。さてさて、どうしていきましょうかね……。

 

 ミックスダウンをDAWで学ぶ本/早乙女正雄/★★★★

ミックスについて最初に学んだ本。この本自体は6月の時点ですでに買っていたのだが実際に読んだのはこの10月頃の話であった。というのも、DAWのミックス関係の部分の使い方がぜんぜんわからなかったため、読み進めることができなかったのである。しかし、「Cubase Pro 8で始めるDTM」を読んでなんとか使い方の感覚がわかってきて、後半まで読み進めることができた。こういうふうな形で一連の流れを色々と経験できるというのは有りがたかった。ミックスの技術についてはよくわからないままだけどとりあえず感覚でやるしかないのかなあといった感じがしている。あと、音圧? とかいうのを上げるやり方もそのうちいろいろと勉強してみたいと思っている。

 

 ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~/井筒日美/★★★

ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~

ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~

 

「歌詞どうしようかなあ」という時にちょうど新しい本が出てたので買った本。普通の本だったかな。歌詞は最初は何も考えずにいろいろと書いていたのだが考えれば考えるほど悩む部分があって、思った以上に遥かに難しかった。この本はすごく新しい得るものがあるわけではなかったけどいろいろと整理されているから頭のなかで考えていることをまとめる上で役に立つ本という感じだった。

 

とりあえず、こんな感じですかね。それではまた。次はまたしても真っ黒な冬編~現在ですかね……。