目的地まで3光年

長い距離をひたすらに歩く旅人のように

作曲いろいろ日記 ~これまでの作曲編3~

 こんばんは。瀬見ころんです。引き続きPart3を書いていきたいと思います。眠いネムイ……。もう3時なのか( ˘ω˘)スヤァ

 

 おはようございます。なんか前置きとか思い浮かばないのでとりあえずまた、Part3を書いていこうと思います。

 2曲目の耳コピ大作戦はそれそのものはうまくいかなかったにせよ勉強にはなったという感じで続いて3曲目に移ることにしたわけですが、3曲目はまあ、すぐに飽きたというかあんまりうまく行きませんでした。カービィのエアライドという神ゲー(僕が小学生くらいの時にかなりハマって、弟と二人でクリアチェッカーというコンプ要素をウエライドとシティトライアルという部分についてはフルコンプしたりしました。肝心のエアライドは割とすぐに挫折しましたが……)があるのですが、そのゲームのサンドーラというステージのBGMを参考にしようとして、なんか適当に和風っぽい感じの尺八? とかいれてガリガリやればいいんじゃね? という発想のもと制作を始めたわけなのですが、、、案の定音が取りきれず、作ってるうちに飽きてしまい別のヴォーカル曲を作りたくなってしまいました。

 一応貼っておきましょう。

soundcloud.com

まあ、はい。こういう感じです。よく考えたらサンドーラは尺八じゃなかったのですが、まあそのへんはもはやいまさらどうでもいいというか。。。この曲は厳密には完成まで行ってないので別に誰かに聞かせたりはしていないのですが、、、まあ、自らダメージを受けに行く意味もないわけですしそれでよかった気もします。

 

 さて、そんなこんなで新しいヴォーカル曲を作ろう、ということになりました。そして前回の決めごとから何かしら耳コピに挑戦しようということになって、フィヨルドの少女/大滝詠一 という曲に挫折して(なぜこの曲が出てきたのかはよく覚えていない)、マージナル/OSTER project という曲に挫折して、深海少女/ゆうゆ という曲にに挑戦してみようということになりました。たしか、花雪で挫折したので、もうすこしわかりやすい曲にしようとかそんな感じだった気がします。和音については深海少女 (ゆうゆP feat.初音ミク) - ChordWiki : コード譜共有サイトこういうサイトを参考にするといいということを学んだり、オフヴォーカルというものの存在を知ったりしながらも、そしてエレキギターの音に悪戦苦闘しながらも、黙々と作っていっていたのですが、途中でちょっとしたきっかけで勉強フェイズに入ることになりました。地域の図書館で偶然この本を見つけたのです。

 よくわかる作曲の教科書/秋山公良/★★★★★

よくわかる作曲の教科書 (ゼロからすぐに身につく本)

よくわかる作曲の教科書 (ゼロからすぐに身につく本)

 

自分はそれまで使い方そのものは基本的にスリーコードしか知らず、ダイアトニックコードすらよくわかってなかったので、とりあえず例の本の適当なコード進行をお借りして作っていこうと考えていました。しかしこの本の説明が割とわかりやすく、そうかぁ、コード理論ってこんな感じかあ、そうか、回転形を使えばええんやな、ダイアトニックコードにセカンダリー・ドミナント、ふむふむφ(..)といった感じで、いろいろなことを学ぶことができて、ダイアトニックコードくらいなら使えるかなあ、と思うようになりました。また、例の本のまえがき部分のコード命名紹介と合わせながら、コードの命名法とか、しくみとか、そういったことも学んでいきました。そしてもちろん、学んだら使いたくなるのが人情、そんなわけで自分でコード進行を組んでみたりしたわけなのですが、なんというか、難しい。自分の中にある理論頭が抜けず表現したいことや、作りたい雰囲気よりもコードの理論の話が先行してしまい、それこそ音すら聞かずにパズルのようにコードを組むようになっていってしまいました。そして頭でっかちにコードを組んでいっても、なんというか、これでいいのか? これなのか、う~ん。どうなんだ。みたいなループにハマりにっちもさっちもいかなくなっていってしまいました。要するにある種数学のような正解を求める頭が働いてしまい、何がなんだかわからなくなっていっていたのです。

 途方に暮れた僕は、とりあえず気分転換をするためにいろいろな曲のコード進行を分析することにしました。といってももちろん耳で聞いてわかるわけがないのでコード進行のサイトを参考にしながらどういうふうに作ってるのかを勉強してきました。……しかし、そこでむしろ割と本気で悩みました。自分の知ってるコード理論通りの曲が全然ないのです! 「なんでこんなところでこのコードが出てくるんだ……う、うわああああああああ! わからぬゥゥゥ!」となって錯乱状態、どこへ行ってもダイアトニックコードを素直に使いまくってる曲なんてない。こう、よくわからないものが紛れ込んでいる。いったいコード進行とは何なんだ! 人生とは? と、なんだか本気でどこからどう手を付けて良いのかわからなくなってしまいました。今思うととりあえず、理論通りの流れで自分で聞きながらいい感じだと思った進行で一曲作ればよかろう、そんな金科玉条のごとくなんでもかんでも理論に当てはめようとしてうだうだやっても仕方あるまい、と思うのですが、まあ当時はゴールデンルールがあると本気で思っていたので随分迷いましたね。例えるなら「私は」のところが「私が」になってる文章を見て、なんで、「私は」じゃないんだ! と混乱している感じでしたね。表現方法としていろいろあるしあってしかるべき、という発想はなく、はじめに理論ありき、みたいな発想が前提にありました。そんなもんですから、もうますます途方に暮れてしまいました。

 しかしいつまでもくすぶってる訳にはいかない、とりあえず、コードを適当に並べて作曲をしよう、となって次の曲として

soundcloud.com

をつくりました。この曲を作る間に理論がわからなくなって混乱しまくって、以下のように本を読みました。

 

 楽典―理論と実習/石桁真礼生ほか/★★★★

楽典―理論と実習

楽典―理論と実習

 

まずブックオフで安売りしていた理論書シリーズその1。「楽典」。度数の数え方とか調の判別とか、五度圏の丸暗記とか、音楽記号の意味とか、和音とか、いろいろと勉強になったと思う。しかし、べつに作曲のヒントにはあまりならなかったかも。

 

ポピュラー音楽理論/北川裕/★★★

ポピュラー音楽理論 改訂版 北川祐 編著

ポピュラー音楽理論 改訂版 北川祐 編著

 

ブックオフで安売りしていた理論書シリーズその2。「ポピュラー音楽理論」。なんか若干有名な本? らしいとか聞いていたのでとりあえず読んでみた、のだけれど、タイミングが悪かったのか、とにかく読んでて退屈だった。具体例はたくさんついてて有りがたかったのだが、実を言うとその具体例の指す意味がよく理解できなかった。この本を使って、もっと既存曲をガッツリ分析したりとかすれば、あるいは、引き出しの1つとして丸暗記とかできればよかったのだけれど、とにかく退屈だったからそのようなルートを踏むことはできなかった。多分根気よく1つ1つ噛みしめて読めばいろいろと勉強になったのだと思う。しかし概論的な部分はよくわかる作曲の教科書のほうで学んだし、その補完は後で出てくる音楽理論のSONIQAというサイトでも学んだのでどうにもこうにもいい感じに噛み合わなかった。

 

 和声―理論と演習/島岡譲/-

和声―理論と実習 (1)

和声―理論と実習 (1)

 

大学の図書館に音楽理論の本があったので嬉しくなって借りてきて読んだ本だが……_(:3」∠)_ わからなかった。もういろいろわからなかった。なんというか前提としている場所、知識が全く違う感じだった。なんとか読み進めようとしたけれど結局は諦めた。

 

誰でもできる編曲入門/横山詔八/-

誰でもできる編曲入門―伴奏と合唱・合奏編曲にすぐ役立つ

誰でもできる編曲入門―伴奏と合唱・合奏編曲にすぐ役立つ

 

「よくわかる作曲の教科書」と同じタイミングで図書館で借りた本。けれど結局前者を読むのに夢中になってしまってちゃんと読めないまま返却期限になってしまった。ピアノアレンジ系の本だった気がするけれど、よく覚えていない。びっくりするくらい本屋さんに置いてなかったので後で買うというのもできなかった。今更買う気も特に起きないけれど読んでおいたほうが良かったかなあ……?

 

プログラマーが教えるDTMテクニック99/斎藤久師/★★

プログラマーが教えるDTMテクニック99 (CD付き)

プログラマーが教えるDTMテクニック99 (CD付き)

 

書店で見つけてなんというかノリで買った本、だけどいまいち役に立たなかった。なんで買ったのかよくわからないシリーズその1という感じ。この本についても僕がいる場所が想定読者対象のいる場所と離れすぎてしまっていたからだと思う。テクニックを使う段階には僕は全くいなかった。というか今読んでもやっぱりよくわからない。もしかしたらこの辺のテクニックを使えるようになる日は永遠に来ないんじゃないかという気もする。このシリーズの本は全部で3冊買ったけれど全体的に「よくわからなかった」のと、全体的に「もっと詳しく書いて欲しかった」という感じがした。とにかくなんにせよ失敗だった。僕にはまだ遠すぎる世界の本であった。

 

コンポーザーが教える作曲テクニック99/瀬川英史/★★

コンポーザーが教える作曲テクニック99 (CD付き)

コンポーザーが教える作曲テクニック99 (CD付き)

 

 この本もいまいちよくわからなかった。なんで買ったのかよくわからないシリーズその2。やっぱり多分前提にしてる部分が違いすぎたのだと思う。まったくもって僕はテクニックなんぞ使うタイミングにはないということがよくわかった。なんか楽譜を手書きとかしてみたりしたけれど、書くほどの内容のある曲なんて作ってなかった。遠いなあ、と感じる。

 

音楽理論のSONIQA/-/★★★★★

maagle.jp

よくわかる作曲の教科書の内容は全体的に具体例が少なくて、わかったような気になっても実際にどう使うかというアイディアが持ってたよりもうまく浮かんでこなかった。そういうわけだったからいろいろな音楽理論関係のワードをググりまくっていたのだが、そのなかで見つけたサイト。具体例がとても豊富で話の流れもわかりやすく面白かった。最初の章の、「なぜ理論を学ぶのか」みたいな話も良かったし、着想が他の読んできたほんと少し違っていてその点もよかった。このサイトのおかげで後々、全てのコード進行を解析できなくても所詮はどういう表現かの問題だし理論に当てはめきることなんてできない、と割りきっていろいろとやっていくことができるようになった。現在は見ての通り閉鎖してしまっている。残念極まりない。まあいろいろとあったらしいのだが簡単に言うと、「サイト運営って思ったよりいろいろ面倒なもんだからちょっと疲れてきた」という感じらしい。いろいろと具体例の付いた解説サイトでとてもありがたかっただけに残念。

 

 この辺の時期はとにかく理論に対してのこだわりのせいで作曲が思うように進まなかったですね。理論理論理論。どういう法則で組んでいくのかをフローチャートやら公理系にしようとしていましたからなかなか本気だったという気もします。しかし、サブドミナントマイナーの接合規則とか、ディミニッシュの使い方とか、というかセカンダリドミナントの接合とか、というか既存曲を見てると出てくるダイアトニック外の謎コードの出処とか、少しやるだけでもいろいろありすぎてフローチャートづくりなんて全くできませんでしたね。そして、それで作曲も滞っていました。

 それでもとにかく作ったさっきの曲ですがこれを編曲しよう、という段階でToLOVEるが起きてしまい、次に作曲に触れることができたのは10月のことでした。さっきの曲を作ったのが履歴的には6月10日らしいので、まあ4ヶ月位空いてしまったことになりますね。この時期になんとか触れられたらよかったのですが、まあ実際少し難しかったですね。夏休みに殆ど触れなかったのは流石に失態だったという他ありませんが。ああ、なんというか、やるならヤルで決めたら良いのにアホだなあ、と思います。まあそのへんの話は別に書いても仕方がないでしょう。とにかくとりあえず今日はこの辺で。