目的地まで3光年

長い距離をひたすらに歩く旅人のように

作曲いろいろ日記 ~これまでの作曲編2~

 こんばんは。瀬見ころんです。もう真っ暗ですね。って……2時!? 真っ暗なんてレベルじゃなかった……。とりあえずPart2ということでさっきの続きを書いていきたいと思います。

 

 一曲目を作った後に「とりあえずコード進行は前の本を丸パクすることにしてたくさんの曲を作ることにしよう」ということに決めました。しかしそんなことを考えながらも、ここにきて、どこかで読んだ、耳コピすると勉強になるぞ~という言葉を思い出して気になってきてしまいました。そしていつしか、それを真に受けて何かしらの曲を耳コピしてみることになっていました。そして、どうせするならなんかこういろいろと勉強になりそうな曲が良いなあ、ということでちょうどそのとき聞いていた、This game(作曲:若林 充/編曲:eba/No game,no lifeのテOP曲)を耳コピすることに決めてしまいました。アニソン系式王道でかっこいいしBメロが激しいし、Cメロもあるし、ピアノもあるしできたらめっちゃ勉強になるやん! ということで、喜々として始めたののですが……まあ、できませんでしたね。全くわかりませんでした! まったく。自分はもちろん絶対音感なんてあるわけもないので、メロディは全てて、適当な音をCにして表記したのですが…、「まず最初のピアノの時点で和音が聞き取れないのでそのへんがよくわからない」、「左手が全然わからない」、「右手の最高音の耳コピと適当な左手を合わせてもあってるのかどうかすら怪しい」、「答え合わせできないから結局よくわからない」、「とりあえずピアノの部分飛ばしてもその次のギターの音が歪み過ぎてなんの音かよくわからない」、「っていうか歌が邪魔でバッキングが聞き取れない」みたいな感じで絶望的に絶望でした。絶望すぎて本屋さんに行って楽譜を買ってきて打ち込んでみることにしちゃったくらいです。あと、

www.youtube.com

こういう動画をいろいろ見ながら頑張ることにしました。

 しかしそれでもうまくいきませんでした。「まずギター譜が読めない。線の意味がわからない。ググった。コード弾きだとわかった。Mの意味がわからなかった。とりあえず飛ばすことにした。コードを打ち込んでみた。なんか違和感しかない。っていうかなでコードでこんな大量の音符があるんだ、となった。ギターのボイシングについての知識がなかったのでわからなかった。それでとりあえず最初のピアノの部分だけ進めた、しかし、やっぱり次のギターの時点でもうわけわかめになった。そもそもギターの音源を何使えば良いのかさっぱりだった。ナイロン・ギターとか言うのを使ってみても全然合わないし、マジでどれなんだ……みたいになって路頭に迷いまくった。仕方なくとりあえずドラムを打ち込むことにした、音源はよくわからなかったけれどスタンダードとか言うのを使った。ドラム譜の読み方は裏口からの作曲入門、に書いてあったのでなんとかわかったから一応は打ち込めた。次にベースも打ち込んだ。しかしAメロ半分くらいのところでギターはかけてるし、打ち込んでもなんか違和感しかないし、っていうか単なる作業ゲーだし意味不明、あばばばばばば! となって諦めた」という感じでした。

 明らかに無謀でした。ひらがなの書き方すらわからない人が、写本するくらいのはなしだったと思います。最低限の知識がないとそもそもどういうふうに聞いていけば良いのか、どういうパターンに則っているのかといった想像が一切つかず、結局わけがわからないまま違和感だらけの作業をすすめるか、あるいは完全に作業ゲーになるかの2択なんだと思います。そしてその両方を経験したうえで、途方に暮れて諦めるのでした。

 しかしその後なぜか諦めが悪くいろんな曲の耳コピに挑戦しました。たしか、Good mornign,Polar night/黒髪ストロングP とか、花雪/smileY inc. とか、Music S.T.A.R.T./山口朗彦 とかに挑戦した気がします。もちろん全敗した。せめてオフヴォーカルバージョンを聞けよとか思うがとにかく当時はそんな発想すらありませんでした。とにかくどうやってもいわかんしかなったのです。それで、一度でいいから上手い人の工房のなかに立ち入ってどうやって作ってるの、とか、音源は何使ってるの、とか、打ち込みどうやってるの、とかパートごとの音聞かせてください何でもしますから、とか、やりたくなりました。やろうとしました。ボカロPのTwitterにリプを送ろうとしたのです。しかしちょうどその時、クソリプの話題があふれていて、怖くなってきまた。そして自分の立場を考えました。仮に今いろいろと見せてもらっても、きっとまだ何もわからない、もうすこし勉強してからにしようと考えました。要するにビビってやめたというわけです。

 そして、結局、最終的にrosa morada/作曲・編曲:Blueberry&Yogurt という曲を頑張ることにしました。なぜかわかりません。次の曲は三拍子で作りたい、と思っていたこととか、単純に好きだったからとか、だと思うのですけれど、おそらく一番の理由は最初の部分のパートが少なくて聞き取れたからだと思います。そうしてむちゃくちゃな耳コピが始まりました。それについてはいろいろと頑張りました。無理やり聞いて。無理やり無理やりいろいろとやりました。母親が絶対音感を持ってるので若干手伝ってもらったりもしました。そしてどういうわけか二番の終わりまでいくことができました。ピアノソロは諦めました。キャパを明らかに逸脱していると感じたからです。

 完成した耳コピは明らかにむちゃくちゃな耳コピでした。和音の重ね方、というか和音そのものというか、そうでなくておアレンジもいろいろな音もなんというかもう全てがむちゃくちゃでした。耳「コピ」とは到底言えない代物でした。しかし終わった時に確かな達成感がありました。また、なんかいろいろできるような気がする、という根拠の無い自信に溢れてきました。そして次の曲を作りました。たぶん2015年の5月中旬から下旬にかけてだと思います。

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まあこんな感じです。いろいろとrosa moradaの影響を受けていることは言うまでもないでしょう。コード進行はまた例の本から適当に拝借しました。サビのメロディは割と気に入ってました。これを友達に聞かせたところ、1人からは「よくわからないしうるさい」、1人からは「ええやん」、という評価をいただきました。やっぱりだめでしたね。まあ、実際ダメなのだからしかたがないのですが、当時はやっぱり凹みました。そしてとりあえず今後曲を作ろときは一曲好きな曲を耳コピしてそれを下に作っていこうという方針を決めました。あんだけ挫折失敗を繰り返したのに今思うと謎メンタルです。ちなみに情報としては以下の様な感じでした。

 

使ったDAW:

Studio One free

 

意識したこと:

三拍子しゅきしゅき~

アコーディオン+三拍子だとなんか西洋っぽくできる。

 

勉強したこと:

耳コピ()

コード理論

楽譜の読み方

ドラムの使い方

編曲という概念の意味

 

読んだ本:

This gameバンドピース/楽譜/-

 このシリーズの楽譜は少し読みにくいと思った。文字が小さくて省略も多い。もうすこし高くてもいいからユーザーフレンドリーなものだと有りがたかった。

 

SONAR X2 完全攻略ガイド/平沢栄司/★★★

SONAR X2 完全攻略ガイド[単行本]

SONAR X2 完全攻略ガイド[単行本]

 

そういえばこの間でSONARに切り替えようとしてたんだった気がする。そしてこの本を買ったんだったか。使っているmidiキーボードがRolandのもので、キーボードにSONARのX1LEがついてきていたのだ。しかし、結論から言うと切り替えられなかった。本を呼んだりいろいろとしたけれど敷居が高くてそんなの覚えている暇あったら慣れてるDAWでいろいろと作ったほうが良い、という考えから結局ありつけはしなかったのだ。今ならSONARに切り替えることも大分容易いのだろう。僕は今Cubase Artistを使っていうるのだけれど、ドングルがどうしても気に喰わないのでもしドングルをなくすようなことがあったらSONARに切り替えると思う。多分。Macは持ってはいるが、Mac book airなのでPro toolsとかlogicとかも興味あるけれど、明らかにスペックが足りない。Studio Oneの製品版という手もあるが、身近に使っている人がぜんぜんいないので、なんとなく一人で小島に行く感じがして心細いからそんな気が起きない。

 

とりあえずこんなところですかね……。こんな感じで本当に試行錯誤の手探りの爆死の連続。こんなのが今日に至るまでずっと続いてくわけです。これからもきっと続くでしょう。諦めないかぎりは。とりえず次はPart3へ。