目的地まで3光年

長い距離をひたすらに歩く旅人のように

ボトルレターを電子の海に投げた話

 こんにちは。瀬見ころんです。最近は久しぶりに小説を読んだりしています。小説といえば僕は、「喜嶋先生の静かな世界」という小説が結構好きで、誕生日に本を買ってくれなんて言われた時には大抵この本を贈ったりしているのですが、しかし考えてみると本をすすめるっていうのはなかなか勇気のいる行為な気がしますね。嫌いなものを言うのは簡単でも好きなものを言うのは勇気がいる、なん言ったりしますがまさにそのとおりだと思います。嫌いなものを言うだけなら特にセンスが問われる気もしませんし、人間性がでたりもしませんが、好きなものというのはなんとなくその人の個性みたいなものが色濃く出てくる気がして堂々とは言いづらい感じがしますね。だから、というわけではないですが、僕はなるべく嫌いなものの話よりも好きなものの話をしたいと常日頃思っています。そっちの方が愉快な気がするので。

 

 さてさて、今日はボトルレターを電子の海に投げた話をします。ボトルレターというのは、瓶の中に手紙を入れて海に流すあれですが

f:id:semikororon:20160219154116j:plain

別に瓶なわけでもレターなわけでもありません。何をしたかというと、

動画を上げました。

 ニコニコに動画を上げるのはこれが初めてなのですが、作曲が絶望的に行き詰まってるのとクソみたいなネタを思いついたのがあってふと魔が差して、上げてみました。昨日アップしましたが案の定なんのコメントも入ってませんし再生も10再生ですね。まあこんなものでしょう。

 で、どういう動画で何がどうボトルレターなのかというと、この動画を見ればわかりますが、SOSメッセージ的な歌詞を前の曲に乗せた内容になっています。そして、だれか作曲教えて下さい、というメッセージを込めてtwitterのidとメアドを添えてあります。つまり、作曲についてのアドヴァイスがこの電子の海に投げた動画を通じてどこからか舞い込んでこないか、というのを期待した「ボトルレター」なわけです。

 要するに正直に言えば意志が弱くて寂しいのです。僕ははじめから今日までずっと1人でやって来ました。聞いてくれる友人はいるけれど別に作曲をしたことがあるわけではない。相談に乗ってくれる友人はいるけれど見てる方向性が違う。根本的に言ってあまりにも孤独で、それが故に寂しく、またたまらなく不安になります。自分の進んでいる方向は正しいのか、自分が下している決断は適切なのか、自分は果たしてこのままやっていて上達できるのだろうか。そういったことがふとどうしようもなく不安になるのです。それに加えて、結局のところ独学の力なんてたかが知れています。1人でやると独りよがりになるし、方向性を見誤ることがほとんどです。どうしても友達が欲しいし、どこかしらで語ることができる相手がほしいのです。僕は今自分がどういう位置にいてどこに向かっているのすらあやふやです。ところが、本当に絶望的なまでに誰もいません。本当に。だからどうしても、誰か語らえる相手が欲しくて欲しくてしかたがないのです。だからどうにかして何かしらの形で誰かしらと関わるきっかけを作れたら、それは願ってもない幸運なのです。

 それだけの、ただなんとかして知り合いや仲間がほしいという、その目的の手段として、ボトルレターを使いました。きっとうまくはいかないでしょう。ただできることは何でもしておきたかったというだけです。うまくいかなかったらいかなかったで、まあその時考えればいいです、M3? なるイベントに行けばいろいろな音楽関係の人に会えると耳にしました。まあ実際にはちょっと難しそうですけど、でもまあ、あたってくだけ続ければいつしか何かあるでしょう。どうしても何かしらあって欲しい。割と恥ずかしいが故に御託を並べすぎていますが(1回修正しました)まあ、流石にこのくらいにしておきましょう。本音は誰かしらに全面的に弟子入りしたいくらいですが、そうでなくても友達の一人や二人位できたら幸せですね。とにかくあまりにも取り付く島もない環境なもので突破口があるのか見えてきません。黙々と作っていればそれでいいと思ってきましたが、そろそろブレイクスルーを狙いたい気持ちが募ってきました。ああ、う~ん、とにかく祈りながら、淡々とこなす。それしかないのでしょうけどね。さて、どうしたものか。

 と、まあそんな感じのメモでした。